SwitchBotは、実は5種類の温湿度計を展開しています。
それぞれ特徴がありますが、どれも高精度な温湿度センサーを搭載しており、部屋の温度を正確に測定することができます。
そんな5種類ある温湿度計ですが、
- どんな違いがあるの?
- それぞれどんな人におすすめなの?
こんなことが気になるところです。
今回はSwitchBotの温湿度計5種類の違いを解説していきたいと思います。

温湿度計の購入を検討している方は、ぜひこの記事を見て参考にしてみてください!

目次
SwitchBotの温湿度計シリーズの特徴

はじめにSwitchBotが発売している温湿度計について確認してみましょう。
SwitchBotの温湿度計の種類
- 温湿度計
- 温湿度計プラス
- 温湿度計Pro
- CO2センサー
- 防水温湿度計
上記の5種類がSwitchBotから展開されています。

それぞれの違いについては後程紹介します
まずはSwitchBotの温湿度計において、どの製品も共通して何ができるのかを解説していきます。
ただし一点だけ注意してほしいことがあります!
それは温湿度計単体で使用するというよりも、SwitchBotハブミニもしくはハブ2と組み合わせて使用する運用を前提としています。
どの種類の温湿度計も単体で使えないことはないですが、ハブと連携させることでさらに多くの機能を使いこなすことができます。
スマホでいつでも温湿度が確認できる

温湿度を測定できることは当たり前ですが、その測定した温湿度を、スマホアプリを通じて確認することができます。
ハブを使用してエアコンが遠隔操作することができるようにスマートホーム化している方にとっては、外出先から温湿度計で測定した部屋の温度をアプリで確認して・・・
- 温度が高ければ冷房をONにする
- 湿度が低ければ加湿器をONにする
といった遠隔操作をすることができます。
ちなみにハブミニには温湿度計の機能はついていませんが、ハブ2には温湿度計の機能がついています。
また、後ほど詳しく解説しますが、防水温湿度計を屋外に設置することで現在の外の温湿度を測定し、スマホで確認することもできます。
ただし、注意してほしいのが温湿度計単体では外出先からは温湿度を確認することができません。
基本的にSwitchBotの温湿度計はBluetoothを利用して稼働しているので、外出先からスマホで温湿度を確認するためには、ハブを通じてWi-Fi経由でしか今現在の温湿度を確認することができないことに注意しましょう。
温湿度のデータを取ることができる


測定された温湿度はデータとして保存することができ、データはアプリ上で2年間を期限に保存することができます。
保存されたデータは下記のようにスマホから確認することができます。

取得した温湿度データはCSVファイルとして外部にエキスポートすることも可能です!
これは温湿度計単体でも使える機能です。
温度や湿度をトリガーに家電の操作ができる
温湿度計で測定した温度や湿度をトリガーに、スマートホーム化された家電を操作することもできます。
- 室内の温度が28℃以上になったら冷房をONにする
- 室内の湿度が40%を下回ったら加湿器をONにする
上記のようなことが温湿度計があれば可能になります。
これは自動的に操作してくれるので、手動で行うスマホの遠隔操作と違い、室内を常に一定の環境にしておきたい人にとって、非常に便利な機能です。
このように自動的に室内を一定にするような設定は、SwitchBotアプリによって設定することができます。
↓詳しくは以下の記事を参考にしてみてください↓
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SwitchBotのシーンとオートメーションとは?理解して使いこなそう!
続きを見る
当然ですがこの操作にはハブが必要になります。
温湿度計が内蔵されているハブ2単体でもこの操作はできますが、ハブ2が置かれていない部屋は温湿度を測定することができないので使えません。
そこで他の部屋には温湿度計を設置することで、自宅にハブが1つでも何部屋も温湿度をトリガーに家電を操作することができるようになります。

ハブを設置するまでもない部屋には温湿度計にした方がコスパが良いです!
温湿度計の種類とその違い
2025年4月現在、SwitchBotは5種類の温湿度計が展開されています。
それぞれの性能について表にまとめました。
![]() 温湿度計 | ![]() 温湿度計プラス | ![]() 温湿度計Pro | ![]() CO2センサー | ![]() 防水温湿度計 | |
価格 | 1,980円 | 2,780円 | 3,480円 | 7,980円 | 1,980円 |
ディスプレイ | 2.1インチ | 3.1インチ | 3.66インチ | 3.66インチ | なし |
本体サイズ(mm) | 55 ✕ 55 ✕ 24 | 79 ✕ 65 ✕ 22 | 92 ✕ 79 ✕ 25 | 92 ✕ 79 ✕ 25 | 66 ✕ 28 ✕ 20 |
快適度表示 | ✕ | 乾燥・快適・湿潤 | 乾燥・快適・湿潤 | 乾燥・快適・湿潤 | ✕ |
日時表示 | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ✕ |
防塵・防水構造 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
給電方法 | 単3電池 ✕ 2本 | 単4電池 ✕ 2本 | 単4電池 ✕ 2本 | 単3電池 ✕ 2本 USB-C | 単4電池 ✕ 2本 |
設置方法 | ・スタンド(56°) ・マグネット ・壁掛け | ・スタンド(42°・65°) ・マグネット ・吊り穴つき ・壁掛け | ・スタンド(無段階) ・壁掛け | ・スタンド(無段階) ・壁掛け | ・ストラップ ・両面テープ |
それぞれの特徴は以下の通りです。
温湿度計
- 一番スタンダードな温湿度計
- なるべく安く購入したい
- 背面でマグネット設置ができる
温湿度計プラス
- 通常の温湿度計よりディスプレイが大きい
- 6ウェイタイプの置き方が選べる
温湿度計Pro
- 2か所(室内・屋外など)の温湿度を表示させられる
- 日付・時間・天気・快適度が表示
- ディスプレイが大きくて見やすい
CO2センサー
- CO2濃度が測定可能
- 日付・時間・天気・快適度が表示
- ディスプレイが大きくて見やすい
防水温湿度計
- 唯一、防水機能のある温湿度計
- ディスプレイがないため単体ではアプリでのみ確認可能
それぞれの特徴をもう少し詳しく解説していきたいと思います。
温湿度計

初期モデルである「温湿度計」は、余分な機能はついておらず、温度と湿度のみを計測するスタンダードな温湿度計となっています。
値段も防水温湿度計に並び1,980円と、このシリーズの中で一番安くお買い求めできます。
また、背面がマグネットとなっているため、冷蔵庫やホワイトボードなどのマグネットがつくものに設置することもできます。
サイズもコンパクトなので、リビングではない寝室や子供部屋などでの運用が望ましく、そういった各部屋の温湿度をトリガーにして家電を操作したい場合は、一番価格の安い「温湿度計」を使うことをおすすめします。

温湿度計プラス

「温湿度計プラス」はその名の通り、「温湿度計」の性能や機能などを向上させたモデルになります。
変更点としては、ディスプレイが温湿度計の2.1インチから3インチに変更され、大きく見やすくなりました。
また、快適度が表示されるようになり、「乾燥」「快適」「湿潤」の3パターンで表示され、現在の空気環境が快適なのかどうかが一目で判断できます。
他にも内蔵スタンドが搭載されており、背面のスタンドで2段階の角度に調整してテーブルの上などに設置することができ、全部で6通りの方法で設置が可能です。
値段は2,780円と、「温湿度計」よりも800円ほど高くなっていますが、もう少し性能が良い温湿度計が欲しいという方には「温湿度計プラス」がおすすめです。

温湿度計Pro

「温湿度計Pro」の大きな特徴として、2か所の温湿度が1つのディスプレイに表示することができることです。
そのため後述する「防水温湿度計」で外の温湿度を計測し、それを「温湿度計Pro」のディスプレイに表示させれば、室内の温湿度と屋外の温湿度が一目で確認することができるようになります。
そのディスプレイには温湿度の他にも、「日付・時間」「天気」「快適度」も表示されるので、まさにPro級の働きをしてくれます。
性能も小型化&産業用にも求められる高い精度で評判の、スイスのSensirion社の温湿度センサーをしようしているため、測定精度は温度±0.2℃、湿度±2%という正確な測定をすることができます。
高い精度と機能を持ち合わせた「温湿度計Pro」は、より高いレベルのスマートホーム化を目指す人や、一目で多くの情報を得ることができるディスプレイ表示を求めている方におすすめです。
↓詳しくは以下の記事にて解説していますので参考に見てみてください↓
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【レビュー】SwitchBot温湿度計Proの使い方を徹底解説!
続きを見る

CO2センサー

「CO2センサー」は部屋のCO2濃度を確認したいときに最適なモデルです。
部屋のCO2濃度が高くなってしまうと上記のような症状が現れてしまいます。
そこでこの「CO2センサー」を使用することで、室内のCO2濃度が高くなってきたら換気をしたり空気を循環させたりするという目安になります。
スペックは前述した「温湿度計Pro」と似ており、イメージ的には温湿度計Proの2つの温湿度を表示できるうちの1つが、「CO2センサー」の場合ではCO2濃度を表示しているものだと考えてもらえると分かりやすいかと思います。
CO2濃度を測定できるモデルはこれしかないので、より快適な室内環境を求める方には「CO2センサー」は非常におすすめです。

防水温湿度計

温湿度計のモデルの中で唯一、防水・防塵機能のあるモデルが「防水温湿度計」です。
これまでは水気のある所や屋外では温湿度計は使えなかったのですが、この「防水温湿度計」を使えば、屋外だろうが、お風呂場であろうが、ペットゲージ中であろうが、問題なく温湿度の測定ができます。
注意しなければならないのは、この温湿度計はディスプレイがないため、単体で使用するときはアプリでのみ温湿度の確認が可能だということです。
防水・防塵機能のあるモデルで屋外や水気のあるところの温湿度の測定をしたいという方は「防水温湿度計」をおすすめします。

まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はSwitchBotの温湿度計5種類の違いを解説し、それぞれがどんな人にとっておすすめなのかを紹介しました。
以下がまとめとなります。
温湿度計
- 一番スタンダードな温湿度計
- なるべく安く購入したい方におすすめ
温湿度計プラス
- 「温湿度計」の性能や機能などを向上させたモデル
- 6通りの方法で設置が可能
- 「温湿度計」よりもう少し性能が良い温湿度計が欲しいという方におすすめ
温湿度計Pro
- 2か所の温湿度が1つのディスプレイに表示することができる
- 「日付・時間」「天気」「快適度」も表示できる
- レベルの高い温湿度計が欲しい方におすすめ
CO2センサー
- CO2濃度を測定することができる
- より快適な住環境を求めている方におすすめ
防水温湿度計
- 屋外や水気のあるところの温湿度を測定したい方におすすめ
最後までご覧いただきありがとうございます。