SwitchBotには「スマートロック」と「スマートロックPro」という2種類のスマートロックデバイスが発売されています。
そこで今回の記事では、「スマートロック」と「スマートロックPro」の何が違うのか、どちらを購入するのがおすすめかを解説したいと思います。
そういった理由についても詳しく解説していくので、購入の際の参考にしてみてください。

目次
スマートロックとは?
スマートロックとは、玄関の鍵部分に専用の機器を設置することで、スマホや専用のキーパッドから玄関の鍵の施錠・解錠ができるシステムのことをスマートロックと言います。

一般的にみなさんが使用している差し込み式の鍵を使うことなく施錠・解錠できるスマートロックは、
- スマホやキーパッドで施錠、解錠することできる
- オートロック機能が使える
- 施錠・開錠記録などもスマホで管理できる
上記のようなことが可能になります。

導入の手軽さや費用の安さなどから、スマートホーム化の最初の一歩として導入する人がたくさんいます!
SwitchBotは「スマートロック」を発売しており、その後、「スマートロックPro」を発売しています。
「スマートロックPro」の方は単純に「スマートロック」をアップグレードしたものとなっていて、性能や使用感などが向上しています。

SwitchBotスマートロックとProの違い
ここからが本題です。
スマートロックと通常版とPro版の違いを解説していきます。
ちなみに別売りの「指紋認証パッド」は発売時から現在まで変更はされていないので、施錠・解錠の方法は従来と同じです。

私はスマートロックを購入する際は、指紋認証パッドとのセットで購入することをおすすめしています
形状やデザインが変化

通常版はボディがプラスチック素材で、クラシックノブデザインでしたが、Pro版はボディに航空宇宙産業レベルのアルミニウムが使用され、ノブのデザインが丸型ノブに変更されました。
好みにもよりますがProの方が高級感が増しています。
クイックキーでワンタッチで施解錠が可能

通常版はクラシックデザインのノブだったので、今までと同じようにつまみを回して施錠・解錠しなければならなかったところ、Pro版では、丸型ノブがクイックキーとなっており、押すと自動的にサムターンが回って、ワンタッチで施錠・解錠ができるようになりました。

反応も良く簡単にノブを回すよりも簡単にできるので、ストレスがなく施錠・解錠ができます
2ロックタイプのドアについても、2つともスマートロックをつけることで、1つ操作するともう1つも自動で動作するので手間が半分以下になります。
また、通常版でもオートロック機能は使用することはできましたが、機能を一時停止させるにはアプリからの操作が必要でしたが、Pro版はクイックキーを2秒以上長押しするとオートロック機能を一時停止してくれます。
解錠速度がアップ

通常版よりも強力なモーターになったことで、鍵を回す力が倍になり、それによって解錠速度が約2倍になっています。
解錠速度が2倍になったことにあまりメリットを感じないと思っている人もいるかと思いますが、素早く解錠してくれることは意外と重要で、1秒でも早いと快適さがぐっと増します。

小さいことに見えて大きい変化です
無段階調整が可能で、ほとんどのサムターンに対応

通常版は付属のアタッチメントをサムターンに取り付ける方式で、サイズがS・M・Lの3種類のみでした。
しかしPro版はアタッチメントが無段階の可変構造になったことで、
- 様々な種類のサムターンに対応することが可能
- しっかり掴めるようになったことで安定感アップ
- ズレなどのトラブルを軽減
上記のようなことができるようになりました。

99%のドアに対応してくれるのでとても安心ですね
電池が単3電池に対応

通常版はCR123Aというあまり聞いたことのない特殊な電池を使用していて、基本的に身近なスーパーなどには売っていなかったので、手に入れるのに一苦労でした。

価格も単三電池と比べて2~3倍ほど高いです
そこでPro版では単三電池に変更がなされました。
身近に手に入りやすく、しかも価格も安いので、たくさんストックしておいても他の電化製品に使うこともでき、電池切れをしてもすぐに交換することができます。
バッテリー寿命が最長9ヶ月に延長
通常版はバッテリーの寿命が約6カ月でしたが、Pro版のバッテリーの寿命は約9カ月となっています。
単三電池の変更に加え、バッテリーの寿命も長くなったのはとても助かります。
専用の充電式バッテリーが使用可能

単三電池が使用できることの他に、別売り品の「SwitchBotロックPro 充電式バッテリー」を使用することができます。
一日10回程度の施錠・解錠を想定しても、最長1年間の連続稼働ができるようになります。
バッテリーは片方ずつがそれぞれ独立しているため、片方の電池が切れたらもう片方の電池へ自動で切り換わって給電できる方式を採用することが可能となりました。
片方で動いているうちに、電池切れを起こしたもう片方は取り外して充電することができるため、半永久的に給電させることができます。
1本あたりの駆動時間は約6カ月(6カ月×2=1年間)となっています。

少し高いのがデメリットですが、それを加味してもコスパはとても良いと思います
微電流解錠機能で、バッテリーが切れても30秒間のみ解錠が可能

多くの人たちがスマートロックを使用するときに心配していることが、バッテリーが切れてしまって鍵が開けられなくなってしまうことではないでしょうか。
Pro版では通常盤にはない、「微電流解錠機能」という機能が搭載されています。バッテリー残量が不足している場合でも、緊急で30秒間だけ解錠することができます。
バッテリー低下のお知らせはSwitchBotのアプリやメールで通知が来るのですが、万が一そのときにバッテリー交換をし忘れてしまった場合でも、Pro版なら締め出されてしまう最悪の事態を防ぐことができます。
両面テープ取り付けの粘着力が2倍に

通常版もPro版も本体の取り付けは、「ネジ」か「両面テープ」を使って行います。
持ち家ならば自由に穴をあけられるため、ネジで取り付けることができますが、賃貸住宅の場合は基本的にネジは使えないので、両面テープでの取り付けになると思います。
Pro版では付属の両面テープの粘着面積が通常版に比べて大きくなったため、粘着力が約2倍強力になり、ずれや落下のリスクが軽減されます。
どちらがおすすめか
ここまで通常版とPro版の違いを解説してきましたが、施錠・解錠方法やアプリで操作できることなど、基本的な機能は大きな違いはありません。

セキュリティ面についても同程度の性能を発揮できますので、通常版を選んだとしても問題なく使用することはできます
ただ、私としては冒頭にも言ったように、Pro版の購入を強くおすすめします。
Pro版の方が4,000円程度値段が高いことは確かですが、やはり性能が強化されたことや便利な機能が追加されたことはとても魅力的です。
その中でもPro版をおすすめする一番の理由としては、バッテリーの強化と単三電池の採用です。
通常版で採用されていた特殊な電池は、一般的な単三電池よりも手に入りづらいうえに価格が高く、バッテリーの寿命も短いためランニングコストが高くなってしまいます。
そのため長期的に見るとPro版の方がトータルのコストを抑えることができる可能性があります。
まとめ
今回は「スマートロック」と「スマートロックPro」の違いと、どちらを購入するのがおすすめかを解説しました。
最後に改めて違い(Pro版が優れている点)をまとめて示します。
Pro版が優れている点
- デザインが高級感がある
- クイックキーでワンタッチで施解錠が可能
- 解錠速度がアップ
- 無段階調整が可能で、ほとんどのサムターンに対応
- 電池が単3電池に対応
- バッテリー寿命が最長9ヶ月に延長
- 専用の充電式バッテリーが使用可能
- 微電流解錠機能で、バッテリーが切れても30秒間のみ解錠が可能
- 両面テープ取り付けの粘着力が2倍に

逆に通常版の方が優れているのは以下の点となります。
通常版の方が優れている点
- 価格が安い
- サイズが若干コンパクト
以上を踏まえて、何度も説明している通り私はPro版をおすすめしていますが、値段や性能を理解したうえで選んでいただくことが重要だと思います。
この記事がスマートロックを購入したいと思っている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。