SwitchBotのハブミニとハブ2の違いとは?特徴を詳しく解説

SwitchBotハブミニとハブ2

現在SwitchBot製品のスマートリモコンは、「ハブミニ」と「ハブ2」の2種類があり、ハブミニは2019年に発売されて、その後、様々な機能がアップグレードがされたハブ2が2023年3月に発売されています。

両方ともスマートリモコンとして、家中の赤外線リモコンで動く家電を一括管理し、スマホで操作できるようすることができたり、他のSwitchBot製品を連携させることができる製品となっています。

 

そこでこんな疑問を感じる方もいると思います。

  • ハブミニとハブ2は何が違うの?
  • どちらを買えばいいの?
  • なにがアップグレードされたの?

 

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今回はそのような疑問を解決するために、ハブミニとハブ2の違いや特徴について解説していきます!

 

この記事を参考にして、ぜひ自分に合ったスマートリモコンを手に入れましょう!

 

 

ハブミニとハブ2の違い

まずハブミニとハブ2の違いを解説します。

表で性能を比較してみましょう。

ハブ2ハブミニ
ハブ2ハブミニ
赤外線送信距離×
赤外線受信距離×
温湿度センサー×
スマートリモコン
スマートボタン×
音声コントロール
遠隔操作
エアコンリモコン同期×
GPS連動
シーン機能
Matter対応(対応モデルのみ)
設置方法壁付け/据え置き壁付け
価格9,980円5,480円

 

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こう見るとハブ2はすべてにおいてハブミニの性能を上回っていますね!

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続いてそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

 

共通してある機能

まずはハブミニとハブ2の機能で共通しているものを解説します。

 

スマートリモコン機能

ハブ2のスマートリモコン
引用元:SwitchBot公式 HP

まずはハブのメインとなるスマートリモコンの機能です。

赤外線通信するリモコンに対応する家電を、スマホやスマートスピーカーから操作することができます。

これによってリモコンが不要となり、部屋をスッキリさせることができたり、リモコン用の電池を購入する必要がなくなったりします。

 

音声コントロール

ハブ2とスマートスピーカー
引用元:SwitchBot公式 HP

スマートスピーカーと連携させることで、音声で家電の操作をすることができます。

音声操作の例

  • 「〇〇、エアコンを付けて」と言うと、エアコンがつく
  • 「〇〇、おはよう」と言うと、カーテンを自動で開け照明を点灯させ、テレビをつけてくれる

リモコンやスマホも使わずに操作できるので、スマートスピーカーと連携させることはとてもおすすめです。

 

外出時の遠隔操作

スマホでの操作は家の中だけではなく、外出中にも使用することができます。

屋外からエアコン

帰宅する前にスマホからエアコンをつけることもできるので、帰った時には冷房もしくは暖房が効いた部屋にしておくこともできます。

他のデバイスと連携させれば、玄関の解錠、施錠の通知や、見守りカメラの様子などもスマホを通じて確認することができます。

 

GPS連動

GPS

GPSをトリガーにして様々なアクションを実行することができます。

GPSの活用例

  • 家から〇m離れたらリビングの電気とエアコンを消す
  • 家に近づいたら鍵を開けて電気をつける

初めはハブミニには搭載されていなかった機能ですが、2022年11月のアップデートで機能が追加され使用できるようになりました。

 

シーン・オートメーション機能

この機能は実行する条件を設定して、その条件が満たされたときにある一定の操作をリモコンが行うという機能です。

  • シーン機能の例としては、スマートスピーカーに「おはよう」と指示を出すと、照明の点灯、テレビの電源オンなどを行ったりすることができます。
  • オートメーション機能の例としては、気温が28℃以上になった時、冷房をつけることや、センサーが検知した時、照明を付けたりすることができます。
シーンとオートメーション

 

↓シーンとオートメーションの違いについては、以下の記事を参考にしてください。↓

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ハブ2のみにある機能

次は、ハブミニには搭載されていない機能で、ハブ2にのみ搭載されている機能を解説します。

 

赤外線送信範囲が拡大

赤外線範囲内

赤外線機能はもちろんハブミニにもありますが、ハブ2では赤外線送信範囲がハブミニの2倍になり、最大30m程度まで操作することができるようになりました。

 

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ハブミニでは不安定だった赤外線通信も、ハブ2なら広い範囲をカバーできるのでより安定した赤外線通信をすることができます

 

↓赤外線の範囲については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。↓

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温湿度センサーが搭載

ハブ2の温度計
引用元:SwitchBot公式 HP

ハブ2には本体と少し離れた電源コードの位置に、温湿度センサーが付属されるようになりました。

本体と離れているため、本体の発する熱の影響を受けずに正確に温湿度を測定することができます。

 

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測定された温湿度は本体のディスプレイに表示され、いつでも確認することができます

 

さらに検知された温湿度はスマートリモコン機能と連携させることによって、以下のような操作ができるようになります。

操作の例

  • 室温が18度を下回ったら暖房をつける
  • 湿度が40%を切ったら加湿器をつける

 

ハブミニの場合には、別で温湿度計を購入しなければこの使い方をすることができませんが、ハブ2では、温湿度条件がトリガーになるオートメーション機能を、これ一つで実行することが可能になります。

 

スマートボタン操作が可能

ハブ2のスマートボタン
引用元:SwitchBot公式 HP

エアコン、照明、テレビのオン/オフなどを、スマホ操作で制御したり、スマートスピーカーの音声操作で制御したりすることができますが、いちいちスマホを出してアプリを開いて電源を切ったりするのは面倒だったりします。

そのときに、エアコン、照明、テレビのON/OFFなどを一発で操作できる方法がスマートボタン操作です。

 

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一回設定してしまえば、ハブ2の本体にあるON/OFFボタンで素早く操作することができます

 

ドアや出入り口付近にハブ2を設置しておけば、手軽にその操作をすることができ、アプリで操作したり、スマートスピーカーで操作するよりもスムーズに行うことができます。

 

Matterに対応

ハブ2とmatter
引用元:SwitchBot公式 HP

Matterとはスマートホームの新たな共通規格のことで、異なるメーカーやデバイス間でも相互に運用することができ、安全で信頼できるものにするための規格です。

  • Google Home
  • Amazon Alexa
  • Home Assistant

上記のような自分の好きなメーカーのスマートスピーカーなども連携させて使えるということです。

 

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世界で統一された規格なので、SwitchBot製品でなくても、今後発売されるMatterに対応した新製品は間違いなく連携させることができます

 

このようにメーカーの垣根を越えてスマート家電同士を連携させることができるようになるため、自分に合ったスマート家電を自由に選ぶことができます。

 

エアコンのリモコンと同期

ハブ2にはWi-Fiが途中で切れてしまい、インターネットとの接続が途切れてしまっても、エアコンの運転であれば、スマホとハブ2があれば操作できる機能が追加されました。

仕組みとしては、エアコンの赤外線コードをローカルに保存して使用することで、Wi-Fi無しでも操作できるというわけです。

ローカル操作でエアコンをつける

 

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スマホからハブへは「Bluetooth回線」を使用して接続します

 

加えてリアルタイムでエアコンの状態と同期することができるため、エアコンが今ONになっているかOFFになっているかの状態を把握できるようになりました。

 

どっちを選ぶかのポイント

ここまでにハブミニとハブ2の性能を比較し、ハブ2にのみ搭載されている機能も解説しました。

ここからは、どっちを購入したらよいか迷っている方に向けて、選ぶポイントを解説していきたいと思います。

 

ハブミニができることは全てハブ2もできる

基本的な機能や性能の高さの面では、ハブミニができることは全てハブ2もできます。

 

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そのため「ハブミニを買っておいてほうがよかったな」と言うようなことはほぼありません

なので、機能や性能を重視する方にとっては間違いなくハブ2をおすすめします。

 

スマートリモコンだけの機能ならハブミニ

逆に、そんなにいろんな機能はいらないからできるだけ安くスマートリモコンが欲しいという方にはハブミニがおすすめです。

赤外線が届く範囲や設定方法などはハブ2よりも劣るところがありますが、設定をしてしまえば基本的な操作は行うことができます。

 

価格もハブ2が9,980円に対し、ハブミニは5,480円と4,500円ほど安く購入することができます。(2025年現在 公式HPより)

ハブ2とミニの価格

なるべく初期費用をかけたくない場合はハブミニの方が安く手に入れることができます。

 

ハブ2のデメリット

今までハブ2はどの点においても価格面を除いて、ハブミニよりも優秀だと解説していましたが、一応ハブ2のデメリットもあります。

まず1つは、サイズが大きいことです。

ハブ2とミニのサイズ

温湿度とスマートボタンがディスプレイ表示されている関係で、本体のサイズがハブミニと比べて大きくなっています。

 

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なるべく省スペースで使用したい方にとってはデメリットとなってしまいますが、そこまで気にするほど大きくなるわけではないです

 

2つ目は、電源ケーブルに温湿度センサーが付いているということです。

ハブ2は正しく温湿度を測るため本体から離れた位置に温湿度センサーがあります。

温湿度センサー

正しい場所にセンサーを設置しないと正しく温湿度を測ることができなくなってしまいます。

できれば部屋の中心壁付け設置をして、空気の流れがあるところでセンサーで計測できるようにしましょう。

 

【結論】おすすめはハブ2

選ぶポイントがわかったうえで、どちらを購入するのがおすすめかというと・・・

 

SwitchBotハブ2がおすすめです!

 

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スマートリモコンだけの機能でよいならハブミニでも良いと解説しましたが、やはり、多少値段が高くてもスペックの高いハブ2を買った方が断然良いと思います。

 

初めて導入するからハブミニでもいいやと思っていても、次第にほかのスマートデバイスが増えてきたり、使い勝手が変わってきたりして、低いスペックのハブミニでは物足りなくなってしまう可能性があります。

 

ただし!一軒家でスマートリモコンを導入したい場合は少し違ってきます

たくさん部屋がある家で、全ての部屋にスマートリモコンが欲しい場合は、それぞれの部屋に1つずつ必要になります。

 

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赤外線は壁や床といった障害物を通ることができないからです

ハブの運用方法

 

その場合はリビングはハブ2を設置するとして、他の部屋へはハブミニを設置することが最適だと思います。

値段もハブ2は高いことに加え、全ての部屋にハブ2を置いてもオーバースペックとなってしまいます。

普段メインとして使うスマートリモコンをハブ2にして、各部屋など、サブで使うスマートリモコンはハブミニで運用しましょう。

 

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もちろん値段を気にしない方は、サブの部屋でもハブ2を使ってもらっても構いません

 

まとめ

今回はハブミニとハブ2の違いや、特徴について解説しました。

 

最後に今回の記事のまとめを示します。

この記事のまとめ

ハブミニができることは全てハブ2でもできる

ハブ2で追加された機能

  • 赤外線送信範囲が拡大
  • 温湿度センサーが搭載
  • スマートボタン操作が可能
  • Matterに対応

価格はハブミニの方が安い

メインの部屋はハブ2、サブの部屋はハブミニで運用がおすすめ

 

性能や特徴をよく理解して、自宅に合ったものを選ぶことが重要です。

ぜひこの際にSwitchBotのスマートリモコンを導入して、快適なスマートホームライフを始めてみましょう!

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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