SwitchBotハブ2は、自宅の赤外線リモコンを使用する家電をスマホから操作できるようにしたり、他のスマートデバイスを連携させることができるスマートリモコンです。
いろいろな機能を兼ね備えた高機能なスマートリモコンであるSwitchBotハブ2は、自宅をスマートホーム化するにあたって必要不可欠なものです。
そこで気になるのが、ハブ2の赤外線はどこまで届くのかということです。
- 隣の部屋には届くの?
- 2階の部屋には届くの?
- 一人暮らしの1ルームなら大丈夫?
今回はそのような疑問を解決するために、どんな場所にハブ2を設置するのが適切かを解説します。
みなさんも自宅の最適な場所にSwitchBotハブ2を設置しましょう!

SwitchBotハブ2で操作できる距離は?
気になる赤外線の送信距離や、Bluetoothによる接続が可能なのかを解説していきます。
さらにSwitchBotハブ2は、前モデルのハブミニと比較して、赤外線の送信できる距離が2倍にアップしています。
赤外線の送信範囲は最大30m

赤外線の送信範囲がハブミニと比較して、2倍の30mとなっています。これによって、より広い範囲で家電の操作をすることができるようになりました。
しかし、送信範囲が拡大されたと言っても、ハブ2と家電が家具や壁によって遮られてしまうとうまく運転させることができません。あくまでハブ2から対象の物が見渡せることができる場合の条件となります。
BluetoothによってWi-Fi無しでも操作可能に
ハブ2にはWi-Fiが途中で切れてしまい、インターネットとの接続が途切れてしまっても、スマホとハブ2さえあれば操作できる機能が追加されました。
ハブミニのときには赤外線コードを保存しないで、その都度インターネットを経由して操作するような形式だったのですが、ハブ2では家電の赤外線コードをローカルに保存して使用できるので、Wi-Fi無しでも操作できるようになりました。

仕組みとしては、スマホからハブ2にはBluetoothを通じて接続をするという方法です。
ただし注意してほしいのは、残念ながらBluetooth接続で操作できるのはエアコンのみとなっており、赤外線コードをローカルには、エアコン以外の家電は保存することはできないとのことです。
とは言え、Bluetoothは障害物にも強く、接続範囲もとても広いので、1階からでも2階のエアコンの運転を操作することができます。

今後Bluetooth対応の種類が増えていくことを期待しましょう!
2階や隣の部屋には届くのか?
私の自宅での検証結果や、他の方の使用例、SwitchBotの製品説明をもとにして、2階や隣の部屋に赤外線が届くのかを解説します。
2階や隣の部屋には届くのか
- 仕切りがあってもギリギリ隣の部屋に届く
- ハブ2を1階に置くと2階までは届かない
仕切りがあってもギリギリ隣の部屋に届く
私の自宅(1LDK)で確認したところ、ハブ2をリビングに置いた場合、隣り合った寝室には扉が閉まっていてもなんとか赤外線は届きました。


しかし、たまに反応が悪い時や反応してくれない時もありました
そして、他の方の使用例を見てみると、廊下をはさんで別の部屋の家電を操作しようとしても届かないそうです。
なので、1LDKくらいの間取りならハブ2を適切な場所へ設置できれば1台でまかなうことができるかもしれませんが、2LDK以上の間取りだと1台では限界がありそうです。
ハブ2を1階に置くと2階までは届かない
次にハブ2を1階に設置した場合、2階の部屋まで届くのかということが気になるところです。

想像通りですが、やはり2階には赤外線は届くことはなく、家電の操作をすることができません。
2階の床(1階の天井)まではさすがに赤外線も通り抜けることはできないので、2階建ての一軒家などにはそれぞれの部屋にハブを設置することをおすすめします。
届かない時の対処法
隣の部屋は赤外線は届きづらく、2階には届かないことは先ほど解説しました。では、届かない場合や届きにくい場合はどうしたらよいのでしょうか。
その対処法を解説してきます。
届かない時の対処法
- ハブ2と家電の間を遮らないようにする
- 2階や隣の部屋には別のハブを用意する
- 別のハブを用意する場合はシーリングライトProも検討
ハブ2と家電の間を遮らないようにする
単純なことですが、ハブ2と家電の間を壁や家具などで遮らないようにしましょう。
ハブ2の赤外線送信範囲は30mあるので、基本的には1部屋内だったらどこでも届くはずです。
ただし・・・
- テレビの裏に置いてしまう
- 本棚の本と本の間に置いてしまう
- 家具に囲まれた場所においてしまう
上記のような場所においてしまうと、障害物に邪魔されて赤外線が遮られてしまいます。
設置の目安のポイントとしては
目で見ることができるということは赤外線も届くということなので、それを判断基準にしましょう。

隣の部屋なども扉やドアを開けておけば一応赤外線は届きます
2階や隣の部屋には別のハブを用意する
2階の部屋や、扉を閉めた隣の部屋、廊下をはさんだ別の部屋には、どうしても1台のハブ2では対応することができません。
そのため、届かない部屋には別のハブ2、もしくはハブミニを設置することが望ましいです。

おそらくリビング以外の部屋でのスマートホーム家電の役割としては、
- エアコンを付ける
- 照明の操作をする
- カーテンを自動で開ける
上記のようなことがメインになると思います。それくらいだったら高価なハブ2ではなく、少し安いハブミニでも問題なく使用できると思います。
そこは、初期コストをどこまでかけられるかと、スマートホーム家電をどのように活用していきたいかによると思うので、自分に合った方を購入することが重要です。
別のハブを用意する場合はシーリングライトProもおすすめ
先程2階や隣の部屋は別のハブを用意しましょうとお伝えしましたが、もうひとつ選択肢があります。もしかしたらこちらの方がみなさんにとって最適解かもしれません。
それは、「SwitchBotシーリングライトPro」を使用することです。簡単に言えばSwitchBotシーリングライトとハブミニを合体させたようなもので、これ一台あれば両方の機能を使うことができます。

基本的にどこの部屋にも照明は必要になります。また、その照明をスマートホーム化させてスマホで操作、管理したいと思っている方も多いと思います。
上記のような事ができるのが、SwitchBotシーリングライトです。
シーリングライトを設置しようと考えていて、その部屋にハブミニも設置しようと考えている方は、「シーリングライトPro」の購入をおすすめします!
シーリングライトProを導入することで以下のようなメリットがあります。
シーリングライトProを設置するメリット
- 1台2で二役なのでコストが抑えられる
- 天井に設置するのでハブの置き場所を考える必要がない
- 赤外線が障害物に邪魔されにくい
部屋のどこに設置するのが最適か
最後に、SwitchBotハブ2は部屋のどこに設置するのが最適なのかを解説します。
例をあげて紹介するので参考にしてみてください。
ちなみにハブ2はハブミニの赤外線範囲の2倍になっているので、つまり、「ハブミニは15m」「ハブ2は30m」となります。
適切な設置場所
- 操作したい家電の近く
- 周りに障害物のない場所
- 温湿度センサーが正しく検知できる場所
- ディスプレイが見やすく、スマートボタンが操作しやすい場所
操作したい家電の近く

赤外線の届く範囲が心配な方は、確実なのは操作したいスマート家電の近くにハブ2を設置しましょう。
ただし、部屋中にスマート家電や操作したいものがあり、どこが近くなのかがわからないときは、部屋の隅っこ以外の場所に置くことが無難です。
周りに障害物のない場所

- テレビ台の下
- 本棚の本やインテリアの間
- クローゼットやキャビネットの中
上記のような赤外線が障害物によって遮断されてしまう場所は避けるようにしましょう。
ハブ2を設置した場所から操作したいスマート家電が見渡すことができれば、確実に赤外線の送信範囲内に収められているのでそれを目安にしましょう。
温湿度センサーが正しく検知できる場所
ハブ2には温湿度センサーが電源コードに付属しています。
本体に内蔵しないのは、本体の発熱によって正しく検知できないことを防ぐためだそうです。

しかし、このセンサーを隠すように家具やインテリアを置いてしまうと、そこに熱の流動がなくなってしまうので、正しい室温を計測することができません。
ほかにもエアコンの風が直接当たるような場所へ置いてしまうと、先程とは逆に通常の室温よりも低く(暖房の場合は高く)計測されてしまいます。

室温でエアコンを制御するような設定にしてあると、目標温度まで達していないのに運転を停止してしまうので、正しく空調をすることができません。
なるべくエアコンの風に当たらない場所や、熱を発するほかの家電の近く、奥まっていて空気の流動性がない場所は避けましょう。
ディスプレイが見やすく、スマートボタンが操作しやすい場所

ハブ2のディスプレイには温度と湿度の表示がされるので、それが確認することができる場所(普段いるソファから見える場所など)に設置すると便利です。
または、部屋に入るときや出るときにスマートボタンで操作して、照明やテレビ、エアコンのオンオフをしたいという方は、出入り口付近の壁などに設置しておけばスムーズに操作をすることができます。
まとめ
今回は「SwitchBotハブ2の設置場所や設置の注意点」について解説しました。
最後に今回の記事のまとめを示します。
この記事のまとめ
- 赤外線の送信範囲は最大30m
- 隣の部屋にはギリギリ届くが、操作が不安定になる場合もある
- 2階の部屋には届かないので、複数台置くことを検討する
また、シーリングライトProの導入や最適な設置場所の解説もしたので、この記事を参考にしてみなさんが最適な運用をしていくことができればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。