スマートリモコンを購入したいと思っている方で、どのスマートリモコンが良いか迷っている方はたくさんいると思います。
今回は、スマートリモコンの中でも人気が高い「SwitchBot」と「Nature Remo」の2つについて詳しく解説します。

この2つのスマートリモコンについて何が違うのか、おすすめなのはどのような人かを紹介していきたいと思います
この記事を参考にして、ぜひ自分に合ったスマートリモコンを手に入れましょう!

目次
スマートリモコンとは

まず初めに、スマートリモコンとは何かを説明します。
どんなことができるのか例をあげて説明すると・・・
- インターネットを通じてスマホのアプリから、遠隔で家電などを操作
- エアコンやテレビ、照明の操作をスマホ一つで行う
- リモコンを用意する必要がなくなり、リモコンが散らかってしまう問題を解決
上記のようなことがスマートリモコンを導入することでできるようになります。
遠隔操作できるということは、外出先からでもエアコンの電源を入れることができます。

夏の暑い日に、自宅に帰る前にスマホからエアコンをつけておけば、帰る頃には涼しい部屋にしておくことができますね
他にもいろいろな機能がありますが、スマートリモコンのメーカーによってそれぞれ特色が出てくるので、自分に合ったスマートリモコンを見つけることが重要です。
SwitchBotのスマートリモコン

SwitchBotは中国で設立され、東京に拠点を置くスマートホームブランドです。
SwitchBotのスマートリモコンは、「ハブ2」と「ハブミニ」が発売されており、ほかにも多くのスマートホーム製品を展開しています。
↓ハブ2とハブミニの違いに関しては、以下の記事を参考にしてください↓
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SwitchBotのハブミニとハブ2の違いとは?特徴を詳しく解説
続きを見る
SwitchBotは多くの種類のスマートホーム製品を発売しているため、自宅をスマートホーム化するときにカスタマイズ性が大きく向上します。

一度でほしい製品をすべてそろえる必要なく、欲しいと思ったらその都度購入することで、段階的にスマートホーム化することができます
どの製品も1つ1つの価格はそこまで高くないので導入しやすく、物理的にスイッチを押すことができる「SwitchBotボット」を使えば、壁の照明のスイッチもオンオフすることもできます。
他のスマートホームメーカーと比較しても、これほど同一メーカー製品だけでスマートホーム化することができるのは、SwitchBotが群を抜いて長けています。
↓自宅のスマートホーム化に関しては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。↓
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まずはこれから!SwitchBotハブ2の使い方を解説
続きを見る
Nature Remoのスマートリモコン

Nature Remoは神奈川県に本社があるNature株式会社が販売している日本発のスマートホーム製品です。
Nature Remoは、
- 温湿度センサー
- 照度センサー
- 人感センサー
この3つのセンサーが本体に搭載されているので、スマートホーム化がこれひとつ購入すれば済んでしまう製品となっています。

追加で他のデバイスを購入する必要がないため、手軽にスマートホーム化をすることができるNature Remoはコスパがとても良いです
その代わり、それほど多くの種類のスマートホーム製品は扱っていないので、他社製品との連携することが前提となっている印象です。
使いやすさも魅力のひとつで、スマホアプリの分かりやすく画面が見やすく簡単なので、初めての方でも直感的に操作することができます。
SwitchBotとNature Remoの性能比較

続いてSwitchBotとNature Remoの性能や仕様を比較していきたいと思います。
比較するのはSwitchBotハブ2とNature Remo 3を対象としています。
見た目・デザイン

SwitchBotハブ2

Nature Remo 3
見た目はどちらも四角形でホワイト基調のデザインとなっています。

一部機種はブラックにも対応していますが、両方とも最新機種はホワイトのみとなっています
ただ、SwitchBotハブ2はディスプレイ画面があるため、温度と湿度が本体に表示されていることと、スマートボタン機能があるので、ON/OFFのボタンが表示されています。
SwitchBotハブ2の前機種のハブミニであれば、Nature Remo 3と大きさの違い以外ほとんど違いがありません。
また、Nature RemoはNature Remo Lapisという製品が2024年6月に新しく発売しました。
こちらはグッドデザイン賞2024を受賞するほどおしゃれなデザインとなっており、まるで石のような見た目で模様もひとつひとつの商品で異なってきます。

他にも機能がアップデートし、さらに使いやすく進化した製品となっています
価格
![]() SwitchBotハブ2 | ![]() Nature Remo 3 | |
価格 | 9,980円 | 9,980円 |
2025年5月段階では、価格は両方とも9,980円と同じでした。
旧製品ならばこれよりも安く購入することができますが、SwitchBotとNature Remoでは価格の面では優劣はつきませんね。
性能比較
![]() SwitchBotハブ2 | ![]() Nature Remo 3 | |
赤外線送信範囲 | 30m | 60畳程度 |
エアコン同期設定 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi切断時の操作 | 〇 | × |
温湿度計 | 〇(別売りもあり) | 〇 |
GPS | 〇 | 〇 |
照度センサー | 〇 | 〇 |
人感センサー | △(別売り品対応) | 〇 |
スマートボタン | 〇 | × |
開閉センサー | △(別売り品対応) | × |
スケジュール操作 | 〇 | 〇 |
Matter対応 | 〇 | × |
AIアシスタント対応 | ・Alexa・GoogleAssistant・HomePod・IFTTT・LINE Clova・Smartthings | ・Alexa・GoogleAssistant・HomePod・IFTTT |
比較してみると基本的にはSwitchBotハブ2の方が多くの機能を搭載しており、スマートリモコンとしての性能が高いと感じます。
劣っている点があるとするならば、SwitchBotハブ2は人感センサーが内蔵されていないことです。
ですが、別売りの商品が多く発売されているので、追加で購入することでカスタマイズすることができます。

Nature Remo 3ならば元々人感センサーが内蔵されているのでこれ1台で済んでしまいます
人感センサー付きのスマートリモコンがほしい方は、Nature Remo 3がおすすめです。
ただSwitchBotハブ2のように、別売りで購入したほうが、好きなところに人感センサーを設置することができるメリットもあります。
連携できる製品
![]() SwitchBotハブ2 | ![]() Nature Remo 3 | |
スマートロック | SwitchBotロック(ロックPro) | Qrio Lock SESAME |
指ロボット | SwitchBotボット | SESAME bot |
スマートカーテン | SwitchBotカーテン | mornin’ plus |
スマートセンサー | SwitchBotスマートセンサー | ー |
スマートプラグ | SwitchBotスマートプラグ | ー |
スマート加湿器 | SwitchBotスマート加湿器 | ー |
スマート扇風機 | SwitchBotサーキュレーター | ー |
スマートカメラ | SwitchBotスマートカメラ | ー |
ロボット掃除機 | ロボット掃除機K10/S10 など | ー |
SwitchBotは基本的に自社でほとんどスマートホームデバイスを発売しているため、拡張性が非常に高く、使いたいデバイスをどんどん連携させることができます。
Nature Remo 3は他のメーカーのスマートホームデバイスと連携させることができ、スマートロックの中で人気の高い、ソニーの「Qrio Lock」と連携させることができます。
スマホアプリの使いやすさ
スマホアプリの使いやすさについては、SwitchBotもNature Remoもどちらも使いやすく分かりやすい画面表示になっていますが、若干Nature Remoの方が分かりやすく感じるというひとが多いです。
これは個人的な感想になってしまうので一概には言えませんが、Nature Remoの方が直感的にどうやって設定したらいいかが理解できるUI(ユーザーインターフェース)になっているからだと思います。
どちらがおすすめか

ここまでSwitchBotハブ2とNature Remo 3の比較をしてきましたが、結局どちらにしたらいいか決まらないという方のために、どんな人にはどっちのメーカーがおすすめなのかを紹介します。
自宅のスマートホーム化に積極的でカスタマイズ性を求めるならSwitchBot
こんな人はSwitchBotがおすすめ
- 多くの種類のスマートホームデバイスを導入したい人
- 拡張性が高く、安い価格でスマートホーム化を行いたい人
- 多様な外部連携サービスを得たい人
上記のような人はSwitchBotをおすすめします!
SwitchBotハブ2を購入すれば、基本的な性能も十分に有しているため、買って後悔することはほとんどないと思います。
また、外部連携サービスの対応範囲や、スマートホームの新たな共通規格のMatterに対応しているため、異なるメーカーやデバイス間でも相互に運用することができ、安全で信頼できる規格となっています。

今後も他社の製品との連携も拡大していくことが期待されます
カスタマイズ性も高く、
- 自動でカーテンを開閉してくれるデバイス
- スマート電球で時間や状況に合わせて照明の点灯をするデバイス
- 家電や照明のスイッチなどを指ロボットで遠隔で操作できるデバイス
上記のようなデバイスが発売されているため、やりたいことに合わせて自社の製品のみでカスタイマイズすることができます。
私個人的には、機能性や拡張性の観点を考慮して、総合的にSwitchBotハブ2の方に軍配が上がると感じます。
スマートリモコンの購入を検討する際にはまずSwitchBotハブ2をチェックしてみるのが良いと思います。
↓SwitchBotハブ2の解説については、以下の記事を参考にしてください。↓
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まずはこれから!SwitchBotハブ2の使い方を解説
続きを見る
できるだけシンプルに使いやすさを求めるならNature Remo
こんな人はNature Remoがおすすめ
- 1台でスマートホーム化を実現させたい人
- カスタマイズ性は必要なく、家中全部をスマートホーム化させる必要はないという人
- 管理画面が見やすく、使い方がわかりやすい方がいいという人
上記のような人はNature Remoをおすすめします!
Nature Remo 3は、スマートホーム化は気になるけど、あまり難しいことはできるだけ避けておきたく、高性能なスマートリモコンとシンプルで扱いやすいアプリでストレスなくスマートホームの恩恵を得ることができると思います。
使いやすさに関しては、
- 簡単に赤外線リモコンの登録をすることができ、スマホアプリの画面もわかりやすい
- エラー時には本体が光って異常を知らせてくれる
- これ1台でスマートホーム化が完結できる
といったメリットがあるので、特にガジェットに対して苦手意識がある方にはおすすめかもしれません。

コスト面でもこれだけ購入すればよいので、安い方がいいという方にもおすすめです
これ一台でスマートリモコンに必要な機能がほとんど搭載されているので、買い足しすることなく自宅のスマートホーム化をすることができます。
まとめ
今回はSwitchBotハブ2とNature Remo 3の比較をし、みなさんにとってどちらがおすすめかを解説しました。
もう一度SwitchBotハブ2とNature Remo 3をおすすめする人について下記に示します。
こんな人はSwitchBotがおすすめ
- 多くの種類のスマートホームデバイスを導入したい人
- 拡張性が高く、安い価格でスマートホーム化を行いたい人
- 多様な外部連携サービスを得たい人
こんな人はNature Remoがおすすめ
- 1台でスマートホーム化を実現させたい人
- カスタマイズ性は必要なく、家中全部をスマートホーム化させる必要はないという人
- 管理画面が見やすく、使い方がわかりやすい方がいいという人
ぜひ自分に合ったスマートホームデバイスを見つけて、快適なスマートホーム生活を送りましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。